太陽の恵みを一身に受けたミネラル豊富なレーズンは、パンに使われるフルーツの中で最も歴が古く、ポピュラー。米国の代表的なバラエティーブレッドで、1990年代初期にカリフォルニアレーズンを用いて作られ始めた。レーズンは厳密には酸味の少ないトムソンシードレス種を原料にしたものを指すが、近頃は白葡萄のサルタナや小粒のカレンズを使用したパンもよく作られるようになった。又、レーズンは鉄、カリウムなどのミネラルを豊富に含むため、近年のヘルシー志向にも応えられる。ベースとなる生地は、レーズンの旨味を強調するリーンなタイプから、スイートロールの様なリッチなものまで幅広く用いられている。 |